現代っ子

役職柄、仕事柄、中学の先生や高校の先生とお話しする機会がある。だいたい現代の子は我々の時と比べて2学年精神年齢が低いと言っていた。高校の先生に聞くと中学生の会話を高校生がしているとの事である。かたや勉学も出来る子たちが全国大会に出場と二極に分かれる。何事もあきらめない人間とそうでない人間の二極だ。先日中学校に行った際、高校入試説明会をしっかり座って聞けない生徒が何人もいるのだ。座らせるのに30分以上を要する。せっかく始まってもものの10分で座っていられなくなる。異常だ。うちのチームではキッズの年長さんでさえできる事が出来ない。うちに通う子たちも最初から出来ているわけではない。お話しを聞く、集合する訓練をするのだ。しばらくするとどんな子でも出来るようになる。それが、おっさんよりも体の大きな学生たちが出来ない。何か不満があるわけでも世間に歯向かうわけでもない。単にできないのだ。継続する力、一時の集中が出来ないのだ。そういう子たちが世に出て働くのだ。親に守ってもらうにもたいていは先に親が世におさらばするというのに。うちのチームはお休みにうるさい。何となく習い、何となくやっているでは駄目だからだ。その子によって成長スピードは違うが、通っていれば何とかなる。サッカーだけのことを言っているのではない。人間形成の事もだ。来ないものを教え、鍛えるのは魔法使いでないのでできない。お友達にきつく言われた。道具を使われた。親の出番ではない。通っていれば自分で解決する方法も身に付く。コーチたちはそれを見守り、解決に導く方法を教えれば良い。気性の激しい子だったので私もよく子供のころ喧嘩をした。自分が悪い時、相手が悪い時さまざまだ。うちのおやじは相手の親が出てくるとどっちが悪かろうが怒鳴り帰らせた。「こどもの喧嘩にいい年こいた大人が出てくんじゃねえ!!」子供の喧嘩の理由はくだらない。だから自分たちで解決できるだろ。と。男の子なんて特に派手に喧嘩をしても次の日親友になっていたりする。そこで相手の痛みや自分の痛み、時には罪悪感や嫌悪感という感情も経験するのである。それが成長だ。最近の犯罪もそうだ。ストーカーなんて失恋の痛みを耐えられず、自分勝手に相手を追い回すのだ。経験不足だよ。私なんてこんなにイケメンなのに何度失恋したか(笑)とにかく継続と経験だ。ふられても、ふられても立ち直り次の恋にチャレンジする。うちのチームには過去も今も中学年までぱっとしなかったが高学年になり花が咲いた選手がたくさんいる。辞めてしまわなくて良かったとつくずく思う。そんな選手は自分に自信が持てコーチにもよく話しかけてくるようになる。さなぎから幼虫へ進化だ。成虫になる準備OKだ。とにかく継続は力なりとはよく言ったもので、まさにその通りである。長い人生の最初の喜び、痛み、変化、成長、すべては経験から。その経験も継続しなければ得られない。現代は我々の子供の時代と大きく変わっている事も承知だが、人間形成の仕方は同じのような気がする。見守り、導く。それでよい。大人は黒子でよいのだ。

[ 2013/12/17(火) ]

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